先日、ある高額note(49,800円)を購入しました。
昨晩話題になった某note、実は買ってみたんだ。
マネタイズ(笑)できるなら実践するし、評判通り🤔🤭😇なら二度と近寄らないし。で、一通り読んだ感想は🤔🤭😇だった。
少なくともおれにとってヨンキュッパの価値はないなと。 https://t.co/P9jk8lHf8V— ロコ@はちゃめちゃ雑記ブログ (@loco_14free) December 7, 2019
『ツイッターのフォロワーゼロから短期間でいっぱいお金稼ぐ方法教えるよ♪』っていう内容のnoteです。
当該noteに関してはさまざまな意見がありますねが、ぼくの意見はツイートした通り、49,800円も払うもんじゃないという一点のみ。
まあ、勉強になったことや有益な情報がいくつかあったのも事実ですが、それに対して49,800円は高すぎるな、という感想です。
また、ふだんから的確でかなり参考になるツイートを連発されている方たち(アカウントは伏せます)は、「note買ったんだ、ドンマイ」、「あ、あの人のnoteね…」という雰囲気を出しておられました。
一方で、「すごく自分のためになりました!」「あなたは天才です!」「ノウハウがスっと入ってきました!」という絶賛の声が挙がっているのも事実。
この差って何ですか?
一方は「あぁ、始まったか…」という哀れみの声、一方は「最高!天才!」という歓喜の嵐。
両者はいったい何が違うのか、なぜこんなにも評価が分かれるのか。
ぼくが実際に当該noteを購入して一つの結論に至りましたので、この記事にまとめます。
49,800円noteを読んだ感想
冒頭のツイートでもご紹介した通り、僕にとって49,800円の価値はありませんでした。
※あくまで個人的な感想です。人によっては49,800円以上の価値があるかもしれません。
なぜかというと、有料部分はほとんど無料部分から想像できる内容だったから。
そんなの全部読んだから言えるんだろ!負け惜しみだ!と思われるかもしれませんね。
しかし、残念ながら違います。
無料部分を熟読すること+note作者の一連のツイートを分析すれば、有料部分の内容のほとんどは予測できたのです。
じゃあ何で大金はたいてまで買ったんだ?という疑問は後ほど解消します。
このnoteのゴールは自分の製品(有料note)を買ってもらうこと。そのために必要な導線作りや認知度アップの方法などが書かれているわけですが。
たとえばツイッターの運用について、
- 自分のnoteを認知してもらうためにツイッターで拡散する
- 拡散するためにフォロワーを増やす
- じゃあフォロワーを増やすにはどうするか、どういう属性のフォロワーを集めればいいのか
ちょっと考えたら分かりますよね。
この“ちょっと考えれば分かる”ことで当該noteが構成されていると言っても過言ではありません。
しかも、ちょっと考えれば分かることは無料部分から容易に思いつく内容なんですよ。
だから、ぼくは当該noteは49,800円の価値はないと言っているのです。
というか、無料部分から思いつけないようではネットビジネスなんてやらない方が良いと思いました。
もちろん、僕にとってすごく勉強になる内容も書かれていましたよ。
ただ、ですね。
なんというか、全体的にカタカナで専門用語を散り映め、“それっぽさ”を演出している感じがしたんですよ。
もちろんnoteや彼のやり方を否定するつもりはありませんが。
ちょっと考えれば分かることを49,800円で売るのか………という点に関しては、疑問を隠さずにはいられないということです。
もう一度言いますが、ぼくは49,800円払って見るもんじゃないと感じました。
情報商材に飛び込む人の心理
1か月でウン百万稼いだ方法!とか言われると、やっぱり飛び込みたくなる。
俺にその方法教えて(懇願)!という気持ちが全くなかったわけでもない。
むしろ、教えてほしかった。
つまり俺は彼の養分だったのだ。
でもさ、蓋を開けてみると…。っていう話。
まあいい勉強になったかな。— ロコ@はちゃめちゃ雑記ブログ (@loco_14free) December 7, 2019
今回の高額noteにしろ情報商材にしろ、こういうのに飛び込む人って楽して儲けたいっていう気持ちが強いんですよ(ぼくを含め)。
ただ、楽して儲けたいという気持ちは誰もが持っているもので、辛い思いをして働きたいとは誰も思いませんよね。
みんな、できることなら楽して儲けたい。根本的な欲求は同じなんです。
“楽して儲けたい”と感じたときにどういう行動をとるのか
ここで二極化します。
今回のようなnoteや情報商材に飛びつく人の特徴は、楽して儲けたい=怠けたいという心理が働いているのです。
ここでぼくの話になりますが、当該noteは“ちょっと考えれば分かること”で構成されている、と感想を述べました。
じゃあ何でぼくはnoteを購入したかというと、怠け心が働いたからです。
- フリーランスになり8か月めに突入
- なかなか成果が出ない
- まずは目に見えた成果が欲しい
- 誰か簡単な方法教えてくれないかな
上記のような心理状態だったんですね。
そこで当該note『ゼロから4ヶ月で「1033万円」稼いだ「Twitter“ゼロヒャク”マニュアル」』と出会いました。
ゼロから4ヶ月で?!1,033万円稼いだ?!
無料部分を読んでみるとおもしろそうだ!!教えてくれ、そのノウハウを!!ヨンキュッパなんざすぐ回収してやんよ!!!
というわけです。
甘いですよね。ここまで偉そうなこと語ってきましたし、これ以降も偉そうなこと語るんですけど、いやー甘い。
当時のぼくを含め、怠け心でめんどうなことは何もせず、誰かが言う通りに、誰かに教えられた通りにやって儲けたい。
つまり答えを教えてほしいんですね。
これって何かと似てませんか?
そうです。学校教育です。
誰かに進むべき道を作ってほしいんですよ。
だから、道が定まってないと進めない人は答えのないネットビジネスなんてやらない方がいいんです。
で、今回のnoteは、はっきり言いますけど、決まった道しか進めない人が“養分”にされたということ。
作者がどういう心理で当該noteを売ったのかは知りませんけどね。
もう一つ付け加えると、今回noteを買った人でノウハウを実践する人はほとんどいないんじゃないですか?
だって、いくら答えを教えてもらったからといって内容的にはけっこうハードでしたから。
そもそも怠け心が働いている人は、自分の頭を働かせず手を動かさず儲けたいわけで。
だから買うだけ買って、読んで満足して終わるんです。
お疲れ様でした。
“良い悪い”の問題ではない
当該noteや情報商材に対して、良い悪いと言っているわけではありません。
感じたことをそのままに、事実をお伝えしているだけです。
ただ、ですよ。
繰り返しますけど、無料部分や彼の一連のツイートで戦略をつかむことはできたはず。
それにもかかわらず大金はたいて買ってしまうのは、その先の戦略を考えようとしないから(ぼくを含め)。
そもそも、“無料部分で心をつかんで買わせる”ということ自体が彼の、商売の戦略ですからね。
無料部分を読んでじっくり考えることができたなら、販売戦略に気付いたり有料部分の展開を想像したりできたわけです。
結果を出したいなら思考を止めるな!って話
思考を止めれば、思考をしなければ養分になることを実感した。
彼のnote、無料部分で十分有益だし、ツイート見ればだいたいの戦略が分かる。
その先をどうするかは、自分がどれだけ思考できるか次第なんだなと。
ヨンキュッパ払って見るもんじゃないよ、はっきり言うけど。— ロコ@はちゃめちゃ雑記ブログ (@loco_14free) December 7, 2019
今回の一件で心から感じたのは、思考を止めた時点で養分にされるということ。
答えのないネットビジネスをやっている以上、思考を止めたらその瞬間やられます。
考えに考え抜いて実践してみる。
ダメだったらまた考えて実践するを繰り返す。
それがビジネスの基本じゃあないんですかね。
思考停止ほど怖いものはない、ということを痛感しました。
答えを教えてもらうのが一番楽ですよ。
それがいい人はそれでいいんですけど、でも、“今自分は答えを教えてもらってるんだ”という考えすらないのなら、今後ともずっと養分にされ続けるんだろうなあと思いました。
終わり!!